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2023-06-16 (Fri) 20:51

「カバー」って何?がちょっとだけわかる記事

先日、ホンギのリメイク音源発売の記事をアップしましたが、
「カバー」について大衆音楽評論家の方が書かれた記事の中で
ホンギのリメイク音源販売についても触れているので記録。

えぷがバンドとして出すのは外注曲、ホンギはカバーばかりという状況に
若干不満を感じているプリも少なくないのでは...?と思います。
で、カバーって何なのかがちょっとわかった気がした記事でした。
けっこう長いけど、全文訳したので、興味のある方は読んでみてください。


他人の歌で私たちを慰めるBTSジョングク
ジョングクをはじめイ·ホンギ、チュ·ヒョンミ、チョン·ウンジなどカバーでファンサービス
https://www.ize.co.kr/news/articleView.html?idxno=57108
ヒジェ・削除記事2

大衆音楽でカバー(cover)とは、歌でも演奏でもダンスでも普段慕ってきた他人のものを自分のパフォーマンスに盛り込む行為を意味する。 そのため、カバーとは個人の好みの告白とスタイルの勝ち取りを担保した一種の芸術的再構成といえる。 当然する人の再解釈が伴うもので、時にはそれが原曲を超える人気を享受する時もある(クラシックとジャズはカバーを創作と考えてからすでに古いジャンルだ)。 私にはキム·グァンソクがアルバム「再び歌う」で再び歌った歌とルーファス·ウェインライト、マイケル·ジャクソンがカバーしたビートルズの歌がそうだ。 カバーはすでに知られたり人気を享受した曲を歌うのがほとんどなので、商業的安定性の面で常に企画者たちの興味を引く。 その多くの歌オーディションおよびサバイバルプログラムと歌手・バンドがワンテンポ休む時に出したりするカバーアルバムが、止まらず大衆の前に露出される理由だ。

もちろん、今取り上げるテーマは少し違う話だ。 カバーはカバーだが、一人(たまにデュエット)でするカバー、正確には J.Flaやペンタトニックスのような「カバー専門」歌手ではなく、一般プロ歌手たちが普段歌えなかったり歌ってみたかった歌を、個人YouTubeチャンネルを通じて歌う非公式的傾向だ。 本人は歌の練習にもなり、日常の気晴らしもできていいし、聞く人たちはスターの新しい姿を見て楽しみながら過去の流行歌の違う解釈まで聞くことができて嬉しい。 これは一見一人で歌うという点でDingo Musicの「Killing Voice」と似ていたり、それを誰かに聞かせるという面では「ODGカラオケ」を組み合わせたような気もする。 ただし歌手たちが自分のチャンネルに上げるのは「カバー」という点で違う。 聞く側も学生1人を座らせて進行する「オーディオカラオケ」とは異なり、歌手たちのカバー映像は「Killing Voice」のように不特定多数に向かう。 もちろん映像が伝える感じがカラオケで歌が上手な友人が私の好きな歌を歌ってくれる時、密かに押し寄せる感動と似ているという点で歌手たちのカバーは「ODGカラオケ」の情緒と通じる面もある。

歌手たちのカバー流行は数年前に始まり、今まで続いている。 誰かは着実にやっている反面、他の仕事で忙しくてアップロードが珍しくなったり止まった人もいる。 例えば、90個余りのカバー映像を自分のチャンネルに載せたイム·ヨンウンは数年間で完全に変わった立地のためか、4年前から事実上アップロードが止まっている。 キム·ボムスも「ポムカラオケ」を通じて着実にカバー映像をアップしたが、最近はあまりない。 「カバー(covers)」という直観的なリストを別に開いておくまでしたAKMU(楽童ミュージシャン)のイ·スヒョンもそれほどアップデートに積極的ではないように見え、カバーが上手で有名なダビチのイ·ヘリもやはり新しく映像を作るよりは過去「ユ·ヒヨルのスケッチブック」でアデルの「Someone Like You」を歌うなど公演と放送で歌ったカバー映像をYouTubeチャンネルでリサイクルする方により近い。 事実、歌手たちのカバーというのがパンデミックの時に活動制約を受けてやむを得ず選択したこともあり、コンサートでアンコールの時に味付けのように使うための手段かもしれないが、何よりも本人が楽しんでいるという点にカバーが持つ本質的な意味がある。 そのような面で断然目立つ人物はBTSのジョングクだ。

5月、ジョングクはファンコミュニティプラットフォームWeverseで大きな眼鏡をかけた地味な姿で個人ライブ放送をした。 彼はこの放送で最近TikTokダンスチャレンジ(12億回以上再生数記録)などショートフォームプラットフォームで口コミに乗った J-POPミュージシャンimaseの「NIGHT DANCER」を言及し、実際に歌うことまでしてファンと疎通したが、パク·ヒョシンの「冷たい風が吹いた夜」からアダム·ルービンの「Lost Stars」まですでに国内外を問わず多くカバーしてきた彼にとってカバーは日常だったため、この日の雰囲気はいつものように自然だった。 ただし歌った人が1年余り前に公開した「Falling」のカバー映像を6500万ビューまで引き上げたBTSのメンバーだったため、このカバーの波及力は大きく、ついに曲を作ったimaseまで「ありがとうございます」を連発しジョングクに別途感謝するまでに至る。 以後、日本でも韓国でも「imase」と「NIGHT DANCER」がホットキーワードに浮上したのはもちろんだ。 このようにすれ違う平凡なカバーのように見えても、それを一人の影響力、認知度によって原作者は思いもよらない幸運をつかむ時もある。

ジョングクが寝床でも頭の中をぐるぐる回ると話した「NIGHT DANCER」はキム·ジュンス(XIA)の関心も集めた。 今回は「ダンスカバー」だ。 彼は2ヵ月前、この曲のダンスチャレンジ映像をYouTubeショートを通じて公開し、17万回再生数を記録した。 この映像は彼のYouTubeチャンネルの中の「ダンス」という再生リストに含まれており、ここにはショートの他にも既存放送プログラムとコンサート舞台、ミュージックビデオなどで彼が披露したダンサーとして重要な瞬間が含まれている。 また、同じチャンネルにはK-POPとJ-POP、ミュージカル挿入歌をあまねく歌った「カバー」も見える。 ほとんど練習クラス、公演クラスに近い該当映像はそのまま見る人たちに「部屋の隅コンサートホール」を作ってあげたはずだが、先立って比較した「Killing Voice」と「オーディオカラオケ」の理想的な組み合わせと言っても良い。

グループショップ(S#ARP)出身のイ·ジヘも「憎くないグァンジョン姉さん」という自身のチャンネルの中の「グァンジョン姉さんのミュージックライフ」を通じてカバー曲映像を頻繁にアップロードしている。 彼女のチャンネルで特に目立つのはユンナとAKMU、NewJeansとIVEなどずっと後輩たちの歌を好んで歌う姿だ。 その中で一番最近の映像は「20年親友」というチェ·ジョンアンと共に歌ったIVEの「Kitsch」だった。 過去グループのメインボーカルらしく、すべての歌を無難に消化する彼女の熱唱は、芸能側に傾いたような自分のアイデンティティがまだ音楽の紐も離さなかったことを遠まわしに見せてくれるようだ。 このように歌手たちのカバーはリスナーとシンガーの間を狭めたりもするが、先輩·後輩歌手たちの間を狭めたりもする。 イ·ジヘのようにしばらく置いておいた自己実現の満足感は、その間のおまけと言える。

時には良質のカバー映像は音源発売にもつながる。 FTISLANDのイ·ホンギの話だ。 彼はそれぞれ3、4ヶ月前に自身のYouTubeチャンネル「ホン·ギジョンギ」を通じて公開したソン·シギョンの「ヒジェ」とイ·スンギの「削除」のカバー映像を6月14日音源として正式発売した。 発売動機はもちろん、視聴した人たちの応援と熱狂のおかげだ。 カバー音源を発売したということは原作者の許諾を得たという話で単純に面白半分で行うカバーとは異なる、冷静なビジネスの領域で特定議論を経た末の結果だ。 普通、その過程でカバー音源やアルバムは興行を予想するのがオリジナル作品よりさらに難解だが、大衆の良い反応にともなう発売というイ·ホンギの事例は今後カバー作品を出す歌手と企画者に有用な参考資料になりそうだ。

イ·ホンギのようにカバー映像が個人の成就に向かう場合もあるが、それとは異なり公益(?)の次元に昇華する事例もある。 歌手チュ·ヒョンミは購読者20万人を越えた「チュ·ヒョンミTV」というチャンネルを2018年から開いて運営してきている。 そしてこの文を書く現在の基準で21時間前に載せたファングムシムの「桑狩りに行こう」まで、彼は4年余りの間ほとんど休まず昔の歌を再び歌った。 だから歌手が自身の声で昔の歌を批評しているわけだが、彼はこの曲に関する文も一つ二つ書いて「思い出に行くあなた」という本にまでまとめた経緯がある。 自ら昔の歌を勉強しながら聞く人たちには興と知識を同時に与えた格好だ。

昨年リメークアルバム「Log」を出したチョン·ウンジも45万購読者のためにカバー映像を随時アップする歌手だ。 そのうち1ヵ月前、彼女がアップロードした映像は特に深い響きを与えた。 「『シロナガスクジラ』という曲が持つメッセージと力をまた別の方法でもう一度伝えたかったです。」挨拶をした彼は「Log」にも収録したYBの「シロナガスクジラ」を手話で歌った。 あまりにも忙しく走り、共に生きる価値を忘れて暮らす現代人たちに一つ一つ丁寧な手話でチョン·ウンジは歌が持つ「メッセージと力」を伝えようとしたのだ。 このように時には歌のカバーは全く違う方式で生活に押されて冷めていく人の心まで暖かくカバーしてくれたりもする。



日本のアーティストimase のこと、
実は私、TANAKAさんのチャンネルに呼ばれてるのを見て知ったんですww
えぷも呼んでもらえてないのに~(笑)
もちろん曲の持つ力もあるでしょうけど、
ジョングクがさらっとカバーしたおかげで、今や韓国でもすっかり有名人。
「NIGHT DANCER」は韓国語verもありますよね。

ウンジがカバーしたYBの「シロナガスクジラ」は
以前番組で披露したホンギとサンドゥルのデュエットが素晴らしかった。
これまた曲の持つ力がすごいんですが、
今も時々聴きたくなって聴いてます。
ホンギは他にもいっぱいいい曲カバーしてるんですよね~


カバーが世界を広げてくれるのはわかりました。
そればっかじゃ困りますけど(笑)
そして、カバー音源やアルバムの興行を予想するのが
オリジナル作品よりさらに難解ということなら、
今後出るかもしれないえぷのカバーアルバムにとって
今回の発売は良かったのかな。

好きで楽しんで歌うカバー曲が聴く人の応援と熱狂の後押しでビジネスに変わる。
いい面もあるけど、「好き」がみんな「仕事」になっちゃうのも、ちょっと気の毒(笑)
ホンギがどうか息切れしませんように。



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2023-06-16

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